勢いがある林と貫禄者の小林でV争い!

 
 絶対の優勝候補と目されていた児玉碧衣が直前になって欠場。V争いの行方は混とんとしてきた。
 欠場した同県児玉の穴を埋めるべく、林真奈美がレースを引っ張る。元は日本を代表するボート選手の強豪で、その身体能力を生かした力強いペダリングと、どんな展開になっても慌てず切り抜ける判断力から安定した成績を積み上げている。前回の富山では昨年12月以来となる優勝を、小林莉子らを相手に完全Vで飾り、いい流れでシリーズを迎える。
 小林莉子が急きょ追加配分で参戦。十分な準備ができているかだが、ダッシュとスピードを生かした前々からのレース運びには安心感があり、女子1期生の経験と、ガールズグランプリ初代女王の貫禄で、林との優勝争いを演じる。
 加瀬加奈子 のパワーも健在だ。1期生のナンバー1として創成期のガールズを牽引してきた第一人者。さすがに先行だけでは厳しくなったが、自力主体の組み立てでファンの期待に応える姿は頼もしいかぎり。2月立川12@、荒牧聖未を破って優勝している。
 絶対女王が不在となれば、うちらにもチャンスと虎視眈々の第2グループは 成田可菜絵鈴木彩夏宮地寧々 ら。
 成田は中学時代に全中陸上でチャンピオンになった俊足で、競輪学校時代のタイムや数値も非常に高かった。競輪選手としてはまだ経験浅いが、今後の伸びしろが期待される。
 鈴木は父(康夫53期)に師事して選手デビュー。自転車競技の経験はないが、天性のセンスか的確な位置取りとレース運びに注目したい。
 宮地は体格的に恵まれた方ではないが、どんどん前へ出ていく積極性が光る。若さに加えて柔道で鍛えたという体力と精神面の強さか。昨年9月当初の決勝では奥井迪と先行争いを演じ、結果奥井の末脚を奪い3着に沈ませた。
 地元初のガールズ選手として福井バンクに華を添え、盛り上げてきた 梅田夕貴の奮闘にも期待したい。ほとんどスポーツ経験のないところから地道な努力で脚を付けてきた。積極性的なレースができれば、もっと活躍できるはずだ。1月四日市731、最終日の一般戦では2コーナー手前から捲って、田中麻衣美や福田礼佳らに押し切っている。福井では114期ナンバー1で卒記チャンプの柳原真緒もこの7月にはプロデビューする。刺激を受け、本人も新しい可能性を求めて久留米へ武者修行にも飛び出している。2016年以来の地元戦決勝進出を狙いたい。